人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

VAN-QUISH ko-ji

vanquish01.exblog.jp

山口localbikerscom(団体)VAN-QUISH代表のdiary

全力?

もう辞めようかなと思いながら開幕した07シーズンと、今年は絶対エリートに上がるという目標を立てて最初から気合を入れて臨んだ08シーズンは、シーズンオフに乗った時間は変わらないけど、レース参戦の意識は大きく違っていた。

その見えない意識って事以外に、具体的に違っていたことが、タイムマネジメント。レースごとにリアルタイムにタイム予測をブログに更新したから気づいた人もいると思うけど。





普段、地元での練習でも全く基準がない。タイムを計るわけでもないし、自分を先導して走ってくれるライダーがいるわけでもない。
ましてやJのレースとなると、周囲のライダーの事もわからなければ、07シーズンまでは自分のタイムすらきちんと把握していなかった状態。
試走でも人と一緒に走ることはほとんどなかったから、基準や目標となるものが何もなかった。
とにかく全力を尽くさなきゃいけないと、いっそう自分の勘違いを生んでいたに違いない。

ダウンヒルって一人ずつ走るから、全員一斉スタートの競技に比べて周りの様子がほとんど分からない。わからないなら気にしなきゃいいのに、わからないことが余計に気になって、皆自分より速いだろうとか余計な事を考えたりして一人で焦ってる。

だから、レースでは全力を尽くすため、と言うか、レースの時だけの特別な力を信じて、何も考えずやみくもに漕いでみたり、突っ込んでみたり。
でも、イメージしきれていなかったり、危ないセクションにとりあえず突っ込んでから「あ!無理!」と思って減速してとっちらかって、それを取り返すようにまた立ち上がりを全力で漕いで、次のコーナーで大きく減速して。
そんな消耗が、全力を尽くしているような気にさせて、相反する成績に悔しさを感じていたのだろう。

そう言えば、関西の監督いわく「ミスを取り返すことはできないんや、その取り返そうと言う気持ちがまた次のミスに繋がるねん。むしろミスしたら一呼吸おいて落ち着いて走らなあかん」って言ってた。

08シーズンはそういう意味で明らかに違った、多少は人とも走ったりして基準を作ってみたり、タイムを計り続けることで、どこでどれくらい縮めてあそこは丁寧にいこうとか、あの区間は全力で漕ごうとか、具体的な走りのイメージから決勝のタイムを予測して、決勝ではそのタイムをきっちり出すことに意識を置いてレースに臨んだ。

その具体的な目標に意識を置いたことで、周りのライダーの走りとか余計な事を考えて焦ってしまう気持ちを抑えることができ、レースランそのものに集中できた。

って、いまさらのようにこんなことを書いているけど、速いライダーは意識的か無意識的か、そう言うことをやってるもんだ。
その経験を持って沢山のライダーが私に助言してくれていたりするのに、「自分には自分のやり方がある!」なんてかっこつけていたから、言われた言葉を覚えてはいても、自分の身にはなっていなくて、結果カッコ悪いことに。

まあ、ようやくいろいろ言われた言葉を多少は理解できるようになったってだけ少しはましか。
少年時代に体育の成績2の自分がカッコつけたところでたかが知れてるわけだ。ちょっとは学習したって事か?

と、ちょっと沢山あることの一部分で08シーズンを分析してみたけど、結果論ではある。
ただ、そうは言っても、狙ったわけではなく、無意識のうちに良い方向に向かっていたわけだ。

じゃあ09シーズンはどう・・・

って長くなるのでまたつづく。
by VAN-QUISH | 2009-01-22 01:54 | ダウンヒルレース | Comments(0)

by VAN-QUISH