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VAN-QUISH ko-ji

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山口localbikerscom(団体)VAN-QUISH代表のdiary

SAIPAN  ride to BANZAI

当然乗るよねMTB!!
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ス-サイドクリフ
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スーサイドクリフからバンザイクリフを望む」
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ジャングルも抜ける。
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バンザイクリフ
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バンザイクリフからスーサイドクリフを望む。
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ラストコマンドポイント(万歳突撃前夜、斉藤中将らが自決した洞窟はさらに奥のようだ。)
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およそ70年前、この地で何があったのかを物語るその地名、通称、スーサイドクリフ、バンザイクリフ。
そしてラストコマンドポイント。
このサイパンの陥落で日本の戦局はいよいよ敗色濃厚となっていく。

戦陣訓の一説「生きて虜囚の辱めを受けることなかれ」と言う言葉の重みを叩き込まれた故のことかは定かではないが、その名称のとおり、日本軍と共に追い詰められた日本人民間人が多数飛び降りたクリフ(崖)。米軍の説得もむなしく、時には自分の子供を先に投げ、後を追うように飛び降りた母親も。
そして、絶対國防圏とされたこの島を最後まで守り抜こうと戦った陸海軍の玉砕の跡。艦砲射撃による被弾痕が今も静かに。

そして、これらのスポットは、画像には入れないようにしたが、日本人観光客、中国、韓国人観光客が多く訪れ、見る限りすべての客が談笑しながら写真を撮り、慰霊碑に手を合わせる人もなく。
ただその景観を楽しむ姿が、良くも悪くも印象的だった。

平和・・・平和ボケ?

いや、あの歴史を乗り越え現在の環境が構築され、互いの国交が開かれ、多国籍にみんな笑って過ごせてることは、素晴らしいことだと思う。

にしても、今どんなに笑って過ごしていようとも、約70年前世界で何があったか、せめて訪れたこの地で何があったのか程度は知っておいてほしいと思った。

また、この島をリゾートとして開発している米国人、チャモロ人達も多くの戦死者が出ている。
その人たちが、いろんなアクティビティのガイドをしているし、さらにかなりの割合で勤勉なフィリピン人が働いている。皆日本語も堪能で、英語が話せなくてもそれほど困ることもなかった。

しかし、ガイド中、そんな悲劇の地にいても、だれも戦争のことを多くは語ろうとしない。
悲劇の島というより、あくまで常夏のリゾート地としての楽しさを味わってもらいたいからだろうか。
そこで両手を挙げて笑いながらジャンプしてる女の子らは、ここで何があったか知らないのだろうか?
そんなもの、手に持ってるスマホ使って、youtubeでサイパンって検索すれば実に沢山見ることもできるのに・・・。
そう、約75~70年前、私の祖父は満州、フィリピン等の南方、シナで歩兵として第2次世界大戦に出兵したそうだ。もしかしたら彩帆にも来たことがあったかもしれない。

色んな思いを巡らせながら、そんなこと考えてる私の方が、世間的にナンセンスなのかなと思いながら、そっと手を合わせてみた。

中学生の頃だったか記憶に無いが、特攻機「剣」をめぐるTVのスペシャル番組があり、その中で絶対國防圏、バンザイクリフの存在を知り、祖父の戦争体験談も色々聞いた。且つ、ダイビングの人気スポットである、透き通るような碧さとサンゴ礁のサイパンの海にいつか潜りたいとずっと思っていたが、ようやく叶った。


シリアの話、米ロの対立、キナ臭いけど、70年日本は戦争をせずにすんでいる。

自分ものど元過ぎればすぐに忘れるが、たまには深くそういうことを考える時間があるのも良いだろう。
by VAN-QUISH | 2013-09-07 01:35 | 旅行 | Comments(0)

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